こんにちは、齋藤です。
最近(最近でもない?)、にわかに脚光を浴びている生産性向上術にポモドーロテクニックというものがあります。
私も活用しています。
このポモドーロテクニック、タイマーが必要になるのですが、システム上キッチンタイマーなどの普通のタイマーでやろうとすると結構面倒くさいです。
それを見越してか、調べてみるとポモドーロテクニック用のタイマーアプリがいくつか配信されています。
ありがたいことです。
ただ、結構アプリによって使い心地が違うんですよね。
こっちのかゆいところには手が届くけど、あっちには手が届かなかったり。
私も理想のタイマーを求めて様々なアプリに手を出してみました。
その中で、私が最も理想に近いと思うポモドーロタイマーのアプリを見つけたのでご紹介したいと思います。
そのアプリの名は「Brain Focus」です。
以下、私が特に気に入っている点をご紹介したいと思います。
細かく時間を設定できる
ポモドーロテクニックの使い方を調べてみると、
25分作業→5分休憩→25分作業→5分休憩→25分作業→15分休憩→25分作業→以下ループ・・・
ていう時間のサイクルで紹介されると思います。基本的には。
大体25分作業して5分休憩って感じですね。25分が人間が集中できるちょうど良い時間だからだそうです。
ただ、人によっては、あるいは作業内容によっては「25分も集中できないよ!」っていう場合も多いんじゃないでしょうか。そういった不満に対応できるのが「Brain Focus」です。
このアプリでは、
- 作業の長さ
- 小休止の時間
- 休憩の時間
- 1サイクルごとの作業時間の回数
この4項目について自由に設定ができます。
なので、
15分作業→5分小休止→15分作業→5分小休止→15分作業→5分小休止→15分作業→20分休憩
とういうように「15分の作業を4回して20分休憩」みたいなサイクルを回すこともできます。自分の集中力に合わせてカスタマイズできるわけですね。
というか私がそうしています。25分持つことの方が少ないので。
終了前の通知時間も設定可能
またこのアプリでは「作業時間終了の予告通知の時間」も自由に設定できます。
「作業時間終了の予告通知の時間」というのは「作業終了まであと○分だよ!」と教えてくれる時間のことです。
例えば作業時間が25分でこの機能を5分前に設定すると、開始20分後に音や振動で知らせてくれるわけですね。
これが設定できると地味に便利です。
作業の途中でだらけてしまっても、残り時間わずかになるとやる気が沸々と蘇るということが結構ありますよね。
心理学的には「終末努力」なんて呼ぶばれる現象だそうですが、これを促してくれるわけなのです。
この通知機能、他のポモドーロアプリにもあるにはあるのですが時間を設定できないものが殆どです。
私が以前に使っていたものは残り1分になると教えてくれるものでした。
でも残り1分の時点で通知されても、時間が足りなくて不完全燃焼に終わることが多かったんです。
「もうちょっと早く教えてくれないかな・・・」なんて心の中でぼやいたり。
一方「Brain Focus」なら、この時間を3分までも5分前でも10分前でも設定できるのでより作業がはかどるようになりました。
自分に合った追い込み方が可能になるのでとても便利です。ちなみに私は5分前に設定しています。
休憩から始められる
「休憩から始められる」というと日本語的に奇妙な感じがしますが、これも何気に優秀な機能です。
いざ始めようと思っても、何となくやる気が出ない、パッとオフからオンに切り替えらないということも多いと思います。
なんとなくまだ始めたくなくてポモドーロタイマーのスタートさえ押せないような状況です。
そんな「困ったちゃん」な時でも「Brain Focus」なら道を切り開いてくれます。
「Brain Focus」はタイマーを休憩から始められるからです。上で説明した小休止の時間ですね。
他のアプリにこの機能を見たことはありません。どれも始められるのは作業からだけです。
この機能をを利用して、とりあえず休憩から始めてタイマーを起動させてしまうわけです。
で、5分経ったらあらためて作業時間のスタートが鳴るのでそこから作業を始めるわけです。
作業前→いきなり作業スタート!
ではなく、
作業前→タイマーだけ起動して休憩→作業スタート!
とステップを踏んで作業に取りかかれることができるわけなんですね。。
「タイマーを起動してもまだのんびりできる。」と思えばスタートにも手が伸びやすくなるものですよ。
時間を延長できる
これも「Brain Focus」ならではの特徴です。
作業が結構サクサク進んでいると、
「オレ今ちょっとノってるな。もうちょっとできるな」
と思うことありますよね。
そんな時、「Brain Focus」なら、1分単位で時間を延長することができるのです。
やりたい分だけ休憩を後回しにすることができるわけなんですね。
一方、同様に休憩時間を延ばすことも可能です。
なので上で挙げた「休憩時間から始めるパターン」でも、あらかじめ設定した小休止の時間以上に余裕を持って始めることができます。これも便利です。
たとえば小休止時間を5分に設定していたとして、
「今8:30で9:00から始めたいから8:55にタイマーをスタートしよう」
といちいち考える必要はありません。
8:30の時点で休憩からタイマースタートさせてしまい、休憩時間が30分になるまでその場延長させてしまえば良いのです。
延長ボタンを29回連打です。私はよくやります。
そうすれば30分後に作業開始の合図が鳴りますので、そこからスタートすれば良いのです。
ちなみにこの機能で作業時間や休憩時間を延長してもその後は設定時の時間に戻りますので心配ありません。念のため。
一時停止ができる
作業中に急な用事が入ってしまってどうしても対応しなくちゃいけない時ってありますよね。
宅配便が来たとか、電話がかかってきたとか、家族の手伝いをしなくちゃいけないとか。
そういう時にポモドーロタイマーを使っていると
「ああ行かなきゃ、でもタイマー進みっぱなしだし」
と、ちょっと困惑してしまいます。
そんな時でも「Brain Focus」には一時停止機能が付いているので安心です。
急な用事の際は一時停止して、用が終わったタイミングで解除すればそのまま作業を再開することができます。
ただ乱用するとタイマーをかけている意味が無くなってしまいますので中が必要です。
一時停止の使用は「どうしても仕方がない」という時に限定しましょう。
そういう意味では上の時間延長機能も同様ですね。
ちなみにどちらの機能もあらかじめ設定でオフにすることもできます。
頼りすぎてしまうかもと思ったらあらかじめ切っておくようにしましょう。
無料で使える
以上でご紹介した機能が無料で使えます。無料は大事ですよね。
一応、有料機能もあるみたいですが私は使っていません。無料機能の範囲で十分使えるアプリです。
androidでもiPhoneでも使える
androidで使えるけどiPhoneでは使えない(あるいは逆)っていうアプリって割とありますよね。
ですが「Brain Focus」はどちらにも対応しています。
なので一度「Brain Focus」に慣れてしまえば、機種を切り替えた時もいちいち自分に合うタイマーアプリを探し直す必要がありません。
気兼ねなく機種変変更をすることができます。
一応デメリットも・・・
これ以外にも「Brain Focus」には、タスクごとの作業時間を記録できるだとか、通知音を選べるだとか、作業や休憩をスキップできるなど、色々と使える機能があります。
一方で、多少のデメリットもあるのは事実です。
ただ私としては重箱の隅を付くレベルのもの、といった感じです。
デザインがかわいくない
アプリのアイコンを見てもらえばわかりますが、デザインは非常に地味で無骨な感じがします。
人の横顔の頭の部分にタイマーやら歯車の絵柄がくっついているだけですから。
一応、ポモドーロ(トマト)を意識したのか赤を基調としたデザインですが、まあそれだけですね。
というか別に赤いからスタイリッシュってわけでもありませんし。
他のポモドーロアプリには、キャッチーでファニーなデザインのものがいくつかありますので、そういった面を重視するなら一歩劣るかもしれません。
逆にシンプルな方が良い!という方はにはピッタリでしょう。
たまに音と振動がしなくなる
しばらくタイマーをかけていると、たまにですが音もバイブもせずにタスクが終了していることがあります。
理由は不明ですが、場合によっては作業のリズムが崩れてしまうのでデメリットといえばデメリットです。
ただ集中できていない時はチラッチラとタイマーを確認しますので見逃すことはないですし、見逃した時はタイマーの確認さえしないほど集中できているわけなのでそれはそれで良いことなのですが。
私が感じたデメリットは以上2つです。あとは下に小さく広告がでますが、邪魔になるほどではないのでデメリットとは言えないでしょう。
当然ですが、メリットの方がはるかに大きいのでこのアプリを使い続けているわけです。あなたもどのポモドーロアプリにするか迷っていたら試してみてはいかがでしょうか。