こんにちは、齋藤です。

ポジティブ思考って傍から見ていると羨ましくなりますよね。

同じものを見ても同じ事を経験しても前向きに捉えられる。

そういう風に、日常がほんの少しでも楽しくなれば幸せに近づくと思いませんか。

ちょっとした工夫だけで日常が幸せになればなおさら嬉しいですよね。

そんなポジティブ思考を鍛えるには、カクテルパーティ効果を活かしてみてはどうでしょうか?

カクテルパーティ効果(選択的注意)

カクテルパーティ効果は心理学用語の1つです。

正確には通称かもしれませんが、とにかくオシャレな名前ですね。

割と有名な効果の1つですが、知らない方にはピンと来ないかと思います。

意味を知って頂くには、百聞は一見にしかず。

以下の動画をご覧下さい。

そして見ながら白い服のチームが何回パスをしたか、注意深く観察してみて下さい。

白服のチームが何回パスしたかわかりましたか?

正解は13回でした。

しかしこの動画、正解できたかどうかはまったく問題ではありません。

実はパスの最中に熊(の着ぐるみを着た人)が出現しているのです。

しかもこっそりひっそりというレベルではありません。

画面を右から左へ横切り、華麗なムーンウォークまでかましています。

この熊に気付いたかどうかが本当の問題だったのです。

普通なら気付くのですが、始めて観た人の大抵は気付くことができません。

それはなぜか?

パスの回数を数えることに注意を払っているため、それ以外のことに意識が向かないからです。

このように、人はある情報に意識が向いているとその他の情報をシャットアウトしてしまうのです。

この現象をカクテルパーティ効果と呼ぶのです。

カクテルパーティ効果の由来

このオシャレなネーミングの由来は、その名の通りカクテルパーティ(カクテルを飲みながら行う立食形式のパーティ)にあります。

このようなパーティだと、あちこちで雑談が行われているため、全体としてまとまりのない雑音に聞こえます。

そんな雑然とした状況でも、私達は面白い話をしているテーブルの方へ意識を向けることでその内容が聴くことができます。

また、自分に関係のある話題をする人々の声がとりわけクリアに聞こえたりします。

このような複数の情報から特定のものだけを抜き出し、他の情報を排除する仕組みがカクテルパーティ効果なんですね。

カクテルパーティ効果は選択的注意の1つ

カクテルパーティ効果は特に聴覚的な現象を指すものですが、同じような効果は他の感覚でも生じます。

先ほど見て頂いた動画は、まさに視覚的なカクテルパーティ効果です。

パスの回数を確認することだけに気を取られ、横切る熊という情報をシャットアウトしているわけです。

他の日常的な例だと、辞書を引く時に探している言葉が優先的に目に入ってきたりしますよね。

このような、ある特定の情報にフォーカスして他の情報を排除する仕組みを『選択的注意』と呼びます。

カクテルパーティ効果はとりわけ聴覚的な選択的注意に使われる言葉です。

選択的注意の意味は、脳機能的に言えば情報処理の効率化です。

世の中のあらゆる情報を全て処理しようとすると、ものすごいエネルギーが必要となります。

それこそ脳がパンクしてしまうでしょう。

ですから私たちは、自分にとって重要な情報だけを選択して処理しようとするのです。

この選択的注意は、意識的にも無意識的にも起こります。

興味ある話題に聞き耳を立てるのが意識的な選択的注意です。

一方、興味ある話題が自然に耳に入ってくるのが無意識的な選択的注意です。

どちらにせよ、私たちは、日頃から自分に関わる事柄や興味をある情報を優先的に収集することで、脳がパンクすることなく効率的に情報を書くとして生活することができているわけです。

 選択的注意が世の中の見方を決める

自分にとって重要な情報を優先的に選択し、処理する。

これは言い換えれば、自分が置かれている環境や興味、価値観によって世の中の見え方が変わってくるということです。

たとえば、自動車免許を取って車を買おうと思っている人は、以前より街中を走る車がよく目に付くようになります。

旅行を計画していれば、テレビや雑誌の旅行特集に注目するようになるでしょう。

私の例で言えば、最近好きになったアーティストの名字が中元だったんですが、それからは「中元」という文字がよく目に入るようになりました。

お中元の時期なんか本当にもう大変でしたね。つい「おなかもと」と読んでしまいました。はい下らないですねすみません。

ともかく、人は自分が意識しているものによって世の中の何に注目するかが変わります。

選択的注意を向ける方向が変化するわけですね。

(あなたは上掲の街の画像で何が真っ先に目に入りましたか?)

 

この選択的注意の方向性は、その人の生き方にも少なからず影響を与えます。

飢えていれば、食べ物の事ばかりが目に付きます。

お金が欲しければ、金儲けのことばかり考えるようになります。

ブロガーはブログのネタになりそうなことに気が向くようになります(私もそうですが)。

生きてても不幸な事ばかりと思っていれば、物事のネガティブな側面ばかりを見るようになります。

反対に、この世界は素晴らしいとれば、ポジティブな事に気付くようになるでしょう。

「恋をすると毎日が楽しくなる、世界がバラ色に見える」と言われるのは、恋愛によって選択的注意がポジティブな方向にシフトするからかもしれません。

どこに意識を向けるか、この在り方が目の前の現実のどこにフォーカスするのかを決めるのです。

考え方次第で、人は幸せにも不幸にもなれるということです。

幸せになれる選択的注意を獲得する方法

だからといって、

幸せになるには毎日生きている事に感謝しましょう。

どんなこともポジティブに捉えて楽しく生きましょう。

とは言いません。

間違ってはいませんが、言われてできるならとっくに幸せです。

むしろ人は眼前の脅威やデメリット、ネガティブなことに目が向きがちです。

危険を察知し回避しようとする行為は生きるために必要な選択的注意だからです。

だからこそ、意識的にポジティブなことに目を向けることが大切になります。

ただ言うは易し、行うは難しです。マインド、つまり思考習慣を変えるのは大変です。

ですので、思考よりは変えることが簡単な行動のレベルに落とし込んで実践していくことが鍵になります。

その方法の1つになりますが、幸せメモを習慣化してみてはどうでしょうか。(ネーミングセンスについてはご容赦頂きたい。)

幸せメモを習慣化しよう!

幸せメモの具体的なやり方はこうです。

まず、1日の始まりに、生活の中で楽しかったこと、嬉しかったこと、感動したことを見つける課題を自分に課します。

生活する中で、実際にそのように感じたことをメモ帳にでもスマホのアプリにでも記録していきます。

そして、1日の終わりにいくつ書けたかを確認し、それが目標を数を上回っていればクリア。合格です。

祝杯を上げたり、ご褒美にお菓子を食べたり、好きな漫画を買っても良いでしょう。

達成できなかった時のペナルティを設けても良いと思います。

とにかく、ポジティブな出来事に選択的注意が向く環境をつくることが肝要です。

このように幸せを能動的に見つける取組みを毎日続けると、自然とポジティブなことに目が向くようになります。

普段からポジティブな事に意識が向くので、選択的注意もそちらに向くようになるわけです。

まるでブログネタを探すブロガーのように。あるいは投資家が優良企業を探すかのように、です。

このポジティブな選択的注意が習慣化すれば、多くの幸せの見つけられる、つまり多くの幸せを得られる人生に近づくといえるでしょう。

幸せメモの目標値

ちなみにどのくらいの数を目標にすべきかですが、自然に過ごして見つけられそうな数より少し上が良いでしょう。

高い目標を課すことで、より意識的にポジティブな出来事を探すようになるからです。

人は不足しているものがある時、その事ばかりに目が向くようになります。

空腹時は嗅覚や聴覚が食べ物に対して敏感になったりしますよね。

ですから、幸せメモの目標値も普通にしてたらクリアできないかもというくらいの目標にすると良いです。

こうすることで、ささいな事でも幸せな出来事としてカウントするようになります。

例えば、ただ遊園地に行って楽しかったではなく、

  • 選んだレストランが当たりだった。
  • インスタ映えする写真が取れた。
  • 前回ほど待たずにアトラクションに乗れた。
  • 途中で調子を崩してしまったけれど、皆が優しくしてくれた。

などなど、やはり細かい点に気がつくようになります。

一見ネガティブなことも、ポジティブに解釈するようになるかもしれません。

こうして日々取ったメモを後から見返すことで、自分はどのようなことを幸せと捉えるのか、その傾向も探ることができます。

自分の幸せセンサーが働く傾向を掴むことができれば、どのように生きていけば幸せに近づくのか、そのヒントにもなり得るでしょう。

幸せメモは、未来につながるあなただけの資産になるのです。

まとめ

  • 人は重要な情報だけを選択し処理する(選択的注意)
  • 人は考え方しだいで現実から抜き出す情報が変わる。ひいては世の中の見方が変わる
  • ポジティブになるには、良いことに注目する習慣を身につけることが鍵になる
  • 思考を変えるのは難しいので、行動に落とし込んでポジティブな選択的注意を育てる
  • その方法の1つとして幸せメモはいかがですか?