こんにちは、3110です。

 

突然ですが、クレイジージャーニーというテレビ番組をご存じでしょうか。

深夜に放送している、普通とはひと味も二味も違う旅をする人々を紹介する番組です。

たとえば、ギャングが抗争中の南米の街を取材するだとか、ほぼ垂直の雪山でスキーで滑降して崖からパラシュートで飛び降りるだとか、世界中の少数民族を訊ねて現地の衣装を着て生活に溶け込む女性カメラマンだとか、リヤカーを引きながら世界一周だとか、そういうまさにクレイジーな人たちを扱った旅番組?です。とってもスパイシー。

 

私はこの番組が好きで毎回録画して観ているのですが、出演されていた方が印象的なことをおっしゃっていたので紹介したいと思います。

プロフリーダイバーの篠宮龍三という方です。

 

フリーダイビングとは、タンクなどの酸素器具なしでどれだけ水中深く潜れるかを競う競技です。

「ブラックアウト」と呼ばれる酸欠により水中で突然意識を失う減少を起こす可能性もあり、まさに死と隣り合わせのスポーツといえるでしょう。

 

そんなデンジャラスな競技において、篠宮氏は水深115メートルというアジア記録を打ち立てています。

この記録がどれだけすごいかも番組内で説明してくれていました。

人類史上で月面に降り立ったのは12人、最高峰のエレベストを登頂したのは4000人以上だそうです。

そして、フリーダイビングで水深115メートルに到達したのはわずか8人しかいないそうです。

間違いなく日本が誇るワールドクラスのアスリートといえるでしょう。

ちなみに、国内では唯一のプロフリーダイバーだそうです。

 

 

番組内で篠宮氏がおっしゃるには、フリーダイビングを行う上で大事なことは「何も考えないこと」だそうです。

長い間水中で潜っているには、極力酸素消費量を抑えることが重要になります。

しかし、脳というのは人体で最も酸素を消費する器官のため、考えることは多大な酸素を消費することになります。

なので考えないようにすることが記録を伸ばす重要なファクターとなるというわけです。

 

しかし、やってみるとわかるのですが、何も考えないというのは非常に難しいのです。

「何も考えない」ようにすると、「何も考えないようしよう」と考えていることになるからです。

つまり意識すればするほど考えてしまうのです。

「好きな食べ物について考えないでください」と言われると、否応なく好きな食べ物について考えてしまうというアレと同じですね。

 なので、意図的に何も考えないようにするということは、思考のコントロールという分野において最も難しい作業の1つであると考えられます。

その意味で、篠宮氏はメンタルコントロールの達人といえるでしょう。

 

では、どのようにして心を無にするのか。

篠宮氏は番組内でこんなこともおっしゃっています。

 

メンタルでメンタルを抑えることはできない

 

篠宮氏のような達人であっても「強い気持ち」とか「意思の力」でメンタルを変えることはできないんですね。

考えないようにしようと思って考えないようにすることはできないということです。ややややこしい。

 

では実際どのように考えないようにしているのかというと、動作のルーティンワークからメンタルにアプローチしていくんだそうです。

例えば、足ヒレやウェットスーツを装着する際には必ず右足から入れるなど、練習でも本番でも全く同じように動作を行うことで、ダイブに至るまで極力「思考」というものを排除しているんだそうです。

つまり習慣化された行動が精神状態を理想的な状態、この場合は考えないという精神状態を引き出しているというわけです。

 

このアプローチは非常に理に適っていると考えられます。

感情や生理現象などの反応は環境によって引き起こされる側面があるからです。

例えば、内定の連絡をもらった喫茶店に行くといつもなんとなく良い気分になったり、恋人に振られた公園に行くとなんとなく気分が落ち込んだりします。

このような現象はレスポンデント条件付けと呼ばれるものです。

過去の経験で想起した感情と、その時周りにあった環境がリンクして、その環境に接しただけで当時の感情を想起するという現象です。

つまり、同じ行動をしたり同じ場所に行くと、いつも同じような精神状態になりやすいということです。

だからルーティンワークを行うことで、練習だろうと本番だろうといつも同じ精神状態に持って行くことができるというわけです。

 

また、習慣化された行動は、特別な感情や思考を伴いにくいものでもあります。

電気をつけたり、歯磨きをしたり、鍵をかけたり、そういった習慣化された行動は特別な思考や感情を伴わないばかりか、記憶からもすぐに消えてしまいますよね。

だから、完全に習慣化された行動、ルーティンワークというのは、思考をゼロにするという状態に持って行くという点でも最適なのです。

 

ルーティンワークは、野球のイチロー選手やラグビーの五郎丸選手など、数多くのアスリートが行うことで有名です。

彼らも「メンタルでメンタルを抑えられない」ということを知っていて、習慣的な動作によって平常時と同じ精神状態を引き出すことで、余計なプレッシャーや緊張感を排除しているのでしょう。

 

私たちも、自身のメンタルを意図的に操るために、「こんな行動をするとやる気が出る」だとか、「ここに行くと穏やかになれる」などのトリガーを知っておくと役に立つかもしれませんね。


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習慣マネジメンター。「習慣は最も無理なく行動をコントロールして成果をもたらすアプローチである」を信条に活動。日本行動分析学会会員。
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