こんにちは、齋藤です。

習慣化というと「毎日規則規則正しい生活ができて健康に良い」だとか「趣味を継続することでライフワークが構築できる」みたいなイメージが強いかもしれません。

しかし行動を習慣化することは、あなたの仕事の生産性を向上させることにもつながります。

その理由は色々ありますが、今回は「マルチタスクの実現」と「意志力の節約」についてご説明します。

生産的なマルチタスクの実現

マルチタスク、つまり複数の仕事を同時に進めることは基本的には能率を悪化させます。

AとBの作業を行ったり来たりするとその度に脳がモードを切り替える必要があり、それに伴って生産性が落ちるからです。

また人は未完成の状態の物事を記憶にとどめる性質があります(ツァイガルニク効果)。

Aが終わらない内にBを始めてしまうと、Aの内容が雑念として残りBの仕事に集中できないということにもなりかねません。

ですから目の前にある1つの仕事に集中して取り組み、それが終わったら次の仕事に移るという形にした方が結果的には効率が良いのです。

次々にタスクを切り替えているように見える人でも、自分の仕事を細かく分けて、1つのタスクが終わったら次に移るというような工夫をしている可能性が高いです。

説明したように基本的にはマルチタスクをするべきではありませんが、例外的にマルチタスクが生産性を高めるケースがあります。

それは、行動が習慣化されている場合です。

たとえば車の運転に慣れていない人は、操作に集中する必要あまり周囲の状況を確認する余裕がありません。

これが毎日のように車を運転して慣れてくると、周囲に注意する余裕が生まれます。

車の運転が日常化している人は、ラジオに耳を傾けたり会話を楽しんだりできます。

運転しながら音声入力機能を使ってブログを書く、なんて人もいるかもしれませんね。

これも一種のマルチタスクです。

習慣化している行動は無意識的に処理できるため基本的に集中する必要がありません。

熟練したサッカー選手やバスケ選手は無意識レベルでドリブルしています。

ドリブルという行動は習慣化することでリソースを割く必要がなくなっているわけなんですね。

こうなると、ドリブルしながらも周囲の状況を把握したり、的確な判断を下すことにリソースを使えるようになります。

私たちが能率的に仕事を進めるためにもこの発想がとても重要です。

基本的な作業はすべてルーティン化することで無意識に実行可能な状態にしておき、その作業中に他の業務や様々な思索思案、あるいは外部との対応ができるようにしておくと生産性は飛躍的にアップします。

意思力の節約

人は常に決断しながら生きています。

何を着るか、何を食べるか、職場でどのようにコミュニケーションを取るか、ネットで何を買うか、SNSで何を発信するか等々、常に人は決断を迫られる状況にあるのです。

ある研究によると、人は1日9000回決断していると言われています。これは9.6秒に1度何かしらの決断している計算になります。

しかし残念ながらこの決断の力は使う度に消耗していきます。

人間の理性的な思考や選択、決断を司るのは脳の前頭前野と呼ばれる部位なのですが、ここはとても疲れやすい性質を持っているからです。

ですから1日に何度も決断を繰り返すと、人は決断疲れを起こすようになります。

この決断疲れがピークに達すると人は的確な判断を下すことが難しくなります。

この状態だと、本当に大事なことについて思考を巡らせ、最適な決断をすることができません。

これを防ぐには日常の決断する機会を減らすことがキモとなります。

そのためには、日々の行動をできるだけ習慣化してしまうことが効果的です。

習慣化された行動はプログラムされたかの如く実行されるので、どのように動くのか、何を選択するのかなどいちいち決断する必要がないからです。

日常の様々なことをすると、意志の力が節約できるので決断疲れが起こりにくくなります。

たとえば余裕のある日にその週の着る服や食事のパターンをあらかじめ決めておく習慣をつけておくと、その日になって決断をする必要がないので意志の力が節約できるようになります。

こうすることで、本当に重要な事柄や楽しみなこと、あるいはここぞという時に適切な思考と判断ができるようになるのです。

オバマ前大統領やスティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグがいつも同じような服を着ているのはあまりにも有名です。

彼らは、服装について決断をしないことで自分の意志エネルギーを本当に重要な政治的判断や経営判断、製品開発に費やしているわけです。

基礎的な生活習慣は仕事は習慣レベルに落とし込み、その上で重要な意志決定や創造的なアイデアを捻出することにリソースを割くと仕事の生産性や成果の向上が期待できます。

何を習慣化するかは価値観次第

以上のように、行動を習慣化することは生産性の向上という点でとても効果的です。

ただし何を習慣化するか、あるいはどこまで習慣化するかはその人の価値観によります。

当人が喜びを感じること、つまり大好きなことについて意図的に選択肢を制限してしまうことは、仕事の生産性を下げる原因になり得るからです。

たとえば服が大好きな人に「毎日着る服を同じにしろ!」と言ってしまっては活力が失われかねません。

その場合は、本当に毎日着る服を選ぶ必要があるのかをていねいに確認しつつ、休日に翌週の着る服をまとめて選ぶようにしてみてはどうかなど、習慣化するレベルの折り合いをつけるようにすると生産性と価値観の適切な妥協点を見つけられるでしょう。


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習慣マネジメンター。「習慣は最も無理なく行動をコントロールして成果をもたらすアプローチである」を信条に活動。日本行動分析学会会員。
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