こんにちは、ソシャゲ引退歴は2回の3110です。

基本的には据え置き派です。

 

ソーシャルゲーム、流行ってますね。

CMもいっぱい流れているし、電車内とかファストフード店などで遊んでいる方をよく見かけると思います。

なぜ流行っているかというとたくさんの人がプレイしていて、メーカーがたくさんソシャゲを出しているからですよね。

なぜメーカーがソシャゲを出すかというと、据え置きのゲームより儲かるからだと思います。

で、ソシャゲの大きな収入源は何かというとゲーム内課金です。

プレーヤーが多額を課金するから、ソシャゲはゲーム業界のメインストリームになっているわけです。

では、なぜプレーヤーはそんなにも課金してしまうのでしょうか。

そこには人の行動原理を巧みに利用したシステムに秘密があるのです。

 

ソシャゲの課金システム

ソシャゲの主要な課金システムの1つは「ガチャ」と呼ばれるものです。

ゲーム内でガチャを回すと、ランダムでアイテムが手に入ります。

いわゆる「ガチャポン」と同じシステムですね。

 

ガチャを回す方法の1つが実際の現金を支払う方法です。

プレーヤーの課金の多くはこのガチャを回すための課金です。

なのでソシャゲが儲かっているということは、プレーヤーがガチャを回す行動が習慣化していることを意味していると考えることができます。

ではなぜ、ガチャを回す行動は習慣化されているのか。

ここを行動分析学的に考えてみたいと思います。

人の行動はメリットによって繰り返される

強化の原理という行動原理があります。

これは

行動の後にメリットが出現すると、その行動は習慣化しやすくなる

というものです。

ソシャゲではガチャを回すとアイテムが手に入ります。

なので、アイテムという好子によってガチャを回す行動は強化されます。

ひいては、ガチャを回すために課金をする行動が強化されるのです。

これが、ガチャを回す行動が習慣化される理由です。

だから、プレーヤーがアイテムに価値を感じている限り、この習慣は維持され続けます。

 

しかし、ただアイテムが手に入るだけではいずれ行動が弱まってしまう可能性があります。

既に持っているアイテムや弱いアイテムを入手しても仕方がないですよね。

強化されていた行動にメリットが伴わなくなると、その行動は段々なくなっていきます。

これは消去の原理と呼ばれるものです。

 

この消去の原理が生じると、プレーヤーは課金しなくなってしまいます。

そうしたら、メーカーも左うちわで扇げなくなってしまいますよね。

 

だがしかしです。

ソシャゲには簡単に行動を消去させないカラクリがあるのです。

 

連続強化と部分強化

このカラクリを説明するためにもう1つご説明しておきたいことがあります。

行動の強化のされ方には2つあります。

連続強化部分強化です。

 

連続強化では、行動すると必ずメリットが得られます

親友を遊びに誘うと必ず乗ってくれる、みたいな状況です。

そう、コーラを飲んだらゲップが出るってくらい 確実な強化のされ方です。

 

一方、部分強化では、行動すると時々メリットが得られます

それがどの程度の頻度かは様々ですが、とにかく時々です。

気になるあの子を遊びに誘うとたまにOKしてくれる、みたいな状況です。

カジノのスロットマシンなんかもこの部分強化です。

そして、部分強化にはある1つの特徴があります。

それは、連続強化よりも消去されにくいということです。

 

お察しの良いあなたは気付いたかもしれません。

そう、ソシャゲのガチャシステムはまさにこの部分強化が働いているのです。

 

ポイントはレアアイテム

ソシャゲにはレアアイテムというものがあります。

レアなアイテムは見た目が良かったり強力な効果があります。なので普通のアイテムよりも価値が高いわけです。

ガチャを回して手に入れるわけですが、レアなのでめったに手に入りません。

何回か何十回かガチャを回してやっと手に入ります。

この「やっと」が大事です。

ここでまさに部分強化が働いて、プレイヤーの行動を強く強化しています。

前述の通り、部分強化の影響下にある行動はなかなか消去されません

なので、プレーヤーは

「次は出るかもしれない」「次は手に入るかもしれない」

と、ひたすらガチャを回すようになるのです。

しかも、メーカーはアップデートによって新アイテムを随時投入しますので、ゲームそのものに飽きない限り、この部分強化は果てしなく続いていくのです。

おそらく、重課金者であるほど行動は強化されやすくなるでしょう。

 

ソシャゲをやめるには?

ご説明した通り、ソシャゲには一度ハマってしまうと強い強化が働きます。

なので、やめる、あるいはやめさせることは非常に難しくなります。

あえて方法を挙げるとすれば、いくつか考えられます。

①ソシャゲと両立できない行動を強化する

平たく言うと、ソシャゲをしていたらできない楽しいことをするということです。

ですが、これは、なかなか難しいです。

ソシャゲはいつでもどこでも手軽にできるのがウリなので、そもそも両立できない行動を探すのが難しいのです。

②ソシャゲに飽きる、飽きさせる

ソシャゲに価値を感じなくなることで、行動を消去させる方法です。

想像はつくと思いますが、これを意図的に行うのは難しいです。

結果として、ソシャゲを止めるパターンとしては最も多いと思いますが。

③ソシャゲを遊ぶことにデメリットを生じさせる

強化の原理によって、行動の後にメリットがあるとその行動は習慣化しやすくなります。

反対に、行動の後にデメリットがあれば行動は減少しやすくなります。

弱化の原理と呼ばれる現象です。

なので、ソシャゲで遊ぶことによりデメリットが生じるような状況をつくればソシャゲで遊ぶ行動は減るかもしれません。

例えば、ソシャゲばっかりすると恋人や家族に白い目で見られているとか。

あるいは、ソシャゲばっかしていて仕事に支障をきたして、上司に怒られるとか出世に響くとか。

ただ、これはメリットとデメリットのどちらが勝るかに左右される形になります。

ソシャゲをしたら死ぬ!と言われたら誰だってやりませんが、少々のデメリットならソシャゲの魅力に勝ることはできないでしょう。

過度の喫煙や飲酒はまさに死につながる可能性があるにも関わらず、実際にはやめられない人が多いのですから。

④ソシャゲができない状況にする

根本から絶つ方法です。

具体的な手段としては、ゲームをアンインストールしてデータごと抹消する、スマホを壊す、本人をスマホが使えない場所に隔離するなどの方法があります。

しかし、どれも本人が自主的に行うならともかく、他者が強引に介入すると別の問題が起きそうです。

また、問題行動になる程ソシャゲにはまっている状態なら、本人が行うことはまずないでしょう。

まとめ

人を引きつけるサービスを分析していくと、行動の原理を巧みに利用していることが分かります。

節度を持って付き合っていけるのであれば人生に彩りを与えるものになりますが、ズブズブにはまると人生に支障をきたします。

そうならないためにも、行動を意図的にデザインできるスキルは非常に大切になると言えるでしょう。


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習慣マネジメンター。「習慣は最も無理なく行動をコントロールして成果をもたらすアプローチである」を信条に活動。日本行動分析学会会員。
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